満点は狙わない。過去問を中心に攻める。
●確実にとれる40問のうち38点を目指す
宅建試験には50問中35点の正解率で合格できます。安心材料としてもう3点、38点を取れればこれはもう絶対に安泰だと言えます。
この38点ラインを目指す場合に大事な考え方があります。それは満点の50点を目指した結果として38点に落ち着くのではなく、正答率が高い問題や、絶対に落としてはいけない問題を確実に正解して、得点が十分可能な40問中の38点を正解するという考え方です。
宅建の試験はそれほど難しくないというイメージが一般にはあるようですが、満点を取るとなると話はまるで変わってきます。宅建受験の指導をしている講師でさえ、満点を取るのは難しいという話を聞いたことがあります。
ある程度勉強した上で考えてみると確かにそうで、民法の学習などは興味の向くままに勉強をしていると切りがありません。特に抵当権などはそうですし、また不動産登記法などは完璧にしようとすると司法書士を受験するレベルの知識に踏み込むことになる気がします。そしてそのようなレベルの難問が、宅建の試験にも数問は混じっているということです。
そのような難問や、税・その他で問われる固定資産税法や不動産取得税法などの対策のしにくい分野は思い切って捨ててしまうことが大切だと思うのです。
そのような考え方をしますと、得点すべき40数問のあたりが、だんだんついてくるようになります。また「満点は必要ない」という発想になりますと、勉強量範囲も7割程度に縮小することができますので、それが効率的な学習法だと思います。
●過去問中心の勉強をしましょう。
この「確実にとれる40問」の見極めをつける教材は過去問です。そうお話しする理由は、宅建主任者試験の出題の7割程度は、過去の試験をアレンジして作成されているからです。
ですから宅建の学習は、基本テキスト3割:過去問7割くらいの比率を目安に勉強することをお薦めします。
まず基礎知識を押さえるために基本テキストを1~2順したら、知識はそれほど定着していないように思えても過去問に移ることです。
過去問は、最低5回以上は繰り返すようにしてください。3回目くらいになりますと、どれが捨ててもいい超難問で、どれが絶対に落とせない頻出問題か見当がつくようになってきます。4回目以降は、得点できる40問に集中して、効率的に学ぶということですね。そして特に4回~5回目は、得点問題のわからない箇所はテキストに戻り、弱点消去の勉強をするようにしてください。そのやり方なら35点は楽々得点できると思います。